Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)が2017年8月30日にリリースした最新曲『WanteD! WanteD!』のMusic Videoを公開した。曲を出すたびに七色に変化するMrs. GREEN APPLEはどこへ向かうのか。彼らの行く末が気になる。
Mrs. GREEN APPLE『WanteD! WanteD!』 Music Video
Mrs. GREEN APPLはヴォーカル&ギター・大森元貴、ギター・若井滉斗、ベース・髙野清宗、ドラム・山中綾華、キーボード・藤澤涼架の5人組バンド。作詞作曲も行う大森は1996年生まれの20歳。新曲『WanteD! WanteD!』は彼のそして、Mrs. GREEN APPLEというバンドの伸び代をとても感じる1曲だった。
『WanteD! WanteD!』は最初聞いた時はキラキラしたパーティーチューンっぽく聞こえるんだけど歌詞が20歳の若者の苦悩や不安、それでもやってくる将来への希望を盛り込んだ歌詞がすごくよかった。メロディーと歌詞のアンマッチ感が絶妙。
Mrs. GREEN APPLEって個人的にはキラキラ明るい前向きな曲ばっかり歌っているのかと思っていたけど、こんな曲も作っていることが衝撃的だった。彼らはどこへ向うのか。彼らのMVでYouTubeで公開されているのを聞くだけでもいろいろなMrs. GREEN APPLEを聞くことができて、今後の彼らへの期待値がグングン上がっていってしまう。
Mrs. GREEN APPLE『StaRt』 Music Video
メジャーデビューアルバムのリード曲。当時大森は18歳。この若さでこの曲が作れるのってすごすぎない?と思った記憶がある。
実は「COUNTDOWN JAPAN 15/16」で彼らのライブをなんの予備知識もなく見たのだが、若手バンドとは思えないパフォーマンスと、「絶対に俺ら売れるんで!」と言った大森が印象的ただった。
Mrs. GREEN APPLE『Speaking』 Music Video
続くメジャー1st Single『Speaking』でも彼らの才能は遺憾無く発揮された。キラキラした学園生活を送れそうなロックナンバーで自分が高校生だったら100%ドハマりすると思った。若干年齢が高くなるとちょっとキラキラしすぎと感じるが、それでも大森の才能をビンビン感じる曲だ。
Mrs. GREEN APPLE『サママ・フェスティバル!』 Music Video
Mrs. GREEN APPLEのすごさというか幅の広さがこの辺りから感じられてくる。『StaRt』『Speaking』とリスナーから評価の高い路線を突き進まず、パーティーチューンを披露。リスナーにとってはメロディーや歌詞の雰囲気が全然違うので困惑する曲となっているようだが、個人的にはいろいろなアプローチで曲を作れる才能を感じた。
Mrs. GREEN APPLE『In the Morning』 Music Video
『サママ・フェスティバル!』の次にリリースされた3rdシングル。キラキラ感抑えめのロックナンバー。普通のロックも当たり前のようにできますよといっているようでマジかこいつらって思って記憶がある。
Mrs. GREEN APPLEって基本的に前向きな歌詞も若者にウケてる要因の一つだっと思う。応援歌として聞けると思う。
Mrs. GREEN APPLE『鯨の唄』 Music Video
関ジャムで蔦谷好位置が大絶賛した曲。私は音楽のプロではないので音楽的にどうこうということは良くわからないが、Mrs. GREEN APPLEはこんな他のバンドを圧倒するようなバラードも歌えるのかという印象だった。大森、歌上手いな、マジで。
デビュー当初の頃のキラキラ前向きロックからパーティーチューン、バラード、そして、新曲の不安と希望を織りませた『WanteD! WanteD!』と本当にメロディーも歌詞もバラエティに富んでいる。
デビュー当時からいろいろな曲に挑戦し、幅を広げ、歌詞のライティングセンスを磨いているMrs. GREEN APPLE。
いつになるか分からないが、いつか発売されるであろう2nd AlbumはMrs. GREEN APPLEというバンドの集大成となるアルバムになるんじゃないかと期待している。そして、そのアルバムを出した後もきっと彼らは止まることなくさらに進化するんだろうと思う。
2015年の年末に聞いた大森の宣言は間も無く実現して、日本のロック界を代表するバンドに成長していくと思う。
Mrs. GREEN APPLEの行く末を今後も追っていきたい。