邦楽ロック案内人・アキラ(@akirarockj)です。
歌詞の世界観と圧倒的な歌声で中毒者を増やし続けているバンド・amazarashiをご存知でしょうか?
アニメ「僕のヒーローアカデミア」「東京喰種トーキョーグール」や大ヒットゲーム「NieR:Automata」の主題歌を担当したり、俳優・菅田将暉に楽曲提供をするなど以前に比べ露出も増えているので少しは認知度が上がっていると思います。
そんなamazarashiですが、歌詞やメロディーが暗いため、鬱バンド・病みバンドなどに分類されることもあるのですがそんなことはありません。
前向きな曲、明るい曲も多いんです!
今回は僕が愛してやまないバンド・amazarashiのオススメ曲を10曲に絞ってお届けいたします。
初心者の方でも聞きやすく、amazarashiに少しでも興味を持っていただけるように、暗い曲はできるだけ選ばないようにしました。
歌詞の世界観にどっぷり浸れて、メロディーが聞きやすい名曲だけを選曲したので、ぜひ視聴してみてください。
そして、amazarashiにハマってくれたらこれ以上の喜びはありません。
amazarashi
ボーカル&ギター:秋田ひろむ
キーボード:豊川真奈美
青森県在住の秋田ひろむを中心とするバンド。
日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝(あまざらし)だが「それでも」というところから名づけられたこのバンドは、「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界を持ち、前編スクリーンをステージ前に張ったままタイポグラフィーと映像を映し出し行われる独自のライブを展開する。
3DCGアニメーションを使ったMVは文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞するなど国内外で高く評価されている。
また、リリースされるCDには楽曲と同タイトルの詩が付属されている。
引用:http://www.amazarashi.com/bio/
amazarashiはボーカル&ギターで作詞作曲も担当する秋田ひろむを中心としたバンドです。
正式メンバーはキーボードの豊川真奈美のみ。そのため、ライブはサポートメンバーを迎えてバンド編成にした上で行われることが多いですね。
僕がamazarashiを初めて知った時のキャッチフレーズが、
歌詞を見ながら聴きたい曲が、いまいくつあるだろう。
でした。
このキャッチフレーズの通り、圧倒的な歌詞のパワーで聞く人の耳に衝撃を与える曲を連発してきて、すぐにトリコになりました。
amazarashiの紹介にもある「絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界」が唯一無二です。
歌詞で描く絶望があまりにも衝撃的で、さらにその絶望に寄り添うメロディーやちょっと怖いMusic Videoを作るため、amazarashiは鬱バンド・病みバンドなどと言われてしまうんですね。
でも、歌詞をしっかり読むと、最後は希望を見出し、前を向く曲が多くて実はたくさんのパワーをくれるバンドなんです。
序盤の歌詞やメロディーの印象、あるいは映像の恐ろしさでバンドを判断せず、ぜひ歌詞全体を読んでamazarashiというバンドの良さを知ってもらえたらと思います。
もちろん、ずっと暗い曲とかもあるので、やっぱりamazarashiは鬱バンド・病みバンドなんじゃないかと思うこともありますけどね(笑)
今回は、明るく、聞きやすい曲を選んでいます!
それでは、聞きやすい順にしてありますので、上から順に聞いていってみてください。
各曲が収録されているCDもあわせて紹介いたしますが、ほとんどがベストアルバム「メッセージボトル」に収録されているので、amazarashiが気に入ったらまずは「メッセージボトル」を聞くのが良いでしょう。
amazarashiのおすすめ10曲
空に歌えば
テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」第2期のオープニングテーマでした。
邦楽ロックの美味しいところだけを抽出したような分かりやすくノリやすいメロディー、サビのエモい感じなどは嫌いになる要素がナッシング。
歌詞も挫折や苦悩からの前進を感じさせる前向きなものだと思います。
ジャンプ連載の人気漫画「僕のヒーローアカデミア」の世界観も落とし込んでいる歌詞なのではないでしょうか。
こんなにも分かりやすい曲はamazarashiの中では逆に異質ですが、初めてamazarashiを聞く場合は『空に歌えば』が一番でしょう。
『空に歌えば』はシングル「空に歌えば」またはアルバム「地方都市のメメント・モリ」に収録されています。
もう一度
『もう一度』はメロディーも歌詞も分かりやすいロックナンバーで聞きやすい曲だと思います。
失敗や挫折から「もう一度」立ち上がるエネルギーをくれる曲ですね。
自分を鼓舞したい時にオススメの1曲です。
『もう一度』はオリジナルアルバム「夕日信仰ヒガシズム」に収録されています。
スターライト
歌詞を読んでいただければ分かると思いますが、宮沢賢治の有名な小説「銀河鉄道の夜」をインスパイアした曲になります。
星々のきらめきを感じながら失望から希望へと向かう歌詞に注目です。
切れ味鋭い歌詞がちりばめられています。
『スターライト』はベストアルバム「メッセージボトル」またはオリジナルアルバム「夕日信仰ヒガシズム」に収録されています
ヒーロー
テレビドラマ「銀と金」のオープニングテーマでした。
疾走感のあるかっこいいロックナンバーです。
誰しもがヒーローになれなくて、でもなろうと思えばヒーローになれるそんな勇気をくれる曲ですね。
バンプの『バトルクライ』の歌詞に近いものがあるでしょうか。
『ヒーロー』はベストアルバム「メッセージボトル」に収録されています
ハレルヤ
ハレルヤ
amazarashi
2012/06/13 ¥250
とても明るく元気が出るイチオシの曲になります。
歌詞の冒頭、「希望と挫折を交互に経験して人生を歩む」という歌詞が僕の中で人生でトップ3に入るくらい好きなフレーズです。
この曲はぜひ聞いてもらいたい。
『ハレルヤ』はオリジナルアルバム「ラブソング」に収録されています。
ナモナキヒト
名もない僕たちに意味を。
ボロボロになりながらも生きようとする様を描くロックバラードです。
人間関係に悩んだり、人付き合いに疲れたりした時に聞くと破壊力が増します。
秋田さんの伸びやかな歌声も聴きどころです。
『ナモナキヒト』はベストアルバム「メッセージボトル」またはオリジナルアルバム「ラブソング」に収録されいます。
この街で生きている
『ナモナキヒト』がYou&Iの世界だったのに対して、『この街で生きている』は街と僕を歌った曲です。
これも何かで悩んだり、生きるのに疲れた時に聞くと破壊力が増します。
希望と苦悩を歌うamazarashiの名曲。単に希望だけではなく、その裏にある苦悩をきちんと歌詞で描くからこそ、共感を生んで聞く人に刺さる曲になるのだと思います。
『ナモナキヒト』はベストアルバム「メッセージボトル」またはオリジナルアルバム「アノミー」に収録されいます。
無題
ショートフィルムの映画を観たような感覚になるほど物語性のある曲。
絵描きと絵描きの彼女の人生を描いた大作です。
これはぜひ曲を聞いて歌詞の世界観に浸って欲しいですね。
バンプの『K』が好きな人は120%好きになると思います。
ベストアルバム「メッセージボトル」またはオリジナルアルバム「爆弾の作り方」に収録されいます。
つじつま合わせに生まれた僕等
ここまでメロディーも歌詞も聞きやすい曲を選んできたので1曲はちょっとダークな曲をチョイスしてみました。
『つじつま合わせに生まれた僕等』ってタイトルからなかなか強烈ですよね。
歌詞のモチーフは「戦争」。歌詞を読むと恐怖を感じるかもしれません。
amazarashiの曲の魅力の1つが秋田ひろむが書くこのような文学小説を思い起こす歌詞なのでちょっと暗めの曲ですが選曲してみました。
秋田ひろむの生死感が垣間見える初期の頃の曲です。初期の頃はこのようなちょっと暗めの小説を感じる曲が多いですね。
ベストアルバム「メッセージボトル」には2017年バージョンの『つじつま合わせに生まれた僕等 (2017)』が収録されています。
YouTubeの動画はこれになります。
オリジナルは2010年にリリースされた『0.6』に収録されています。
僕が死のうと思ったのは
僕が死のうと思ったのは
amazarashi
2016/10/12 ¥250
amazarashiの中でも屈指の名曲『僕が死のうと思ったのは』を最後にご紹介いたします。
中島美嘉に楽曲提供したことで話題にもなった曲ですね。
『僕が死のうと思ったのは』というこれまた強烈なタイトルですが、歌詞は生きる希望をくれる内容になってます。
“あなた”という人に出会ってまた生きてみようかなと思う、前を見る勇気をくれる曲にです。
本当に素晴らしい曲なので、これはぜひフルで聞いていただきたいのですが、あいにくMVがないのでCDを買う・借りるか、1曲購入をしてください。
絶対に損はさせない1曲です。
『僕が死のうと思ったのは』はベストアルバム「メッセージボトル」または「虚無病」にバンド演奏バージョンが収録されています。
中島美嘉のトリビュートアルバム「MIKA NAKASHIMA TRIBUTE」には秋田ひろむ名義で『僕が死のうと思ったのは』のアコースティックバージョンが収録されています。
個人的にはアコースティックバージョンが好き。
あとがき
初心者にオススメ、amazarashiの名曲を10曲お届けしました。
ロックでノリ良いナンバーから歌詞の世界観にどっぷり浸れる曲まで満遍なく選曲しました。
お気に入りの1曲は見つかりましたか?
他にも『ワンルーム叙事詩』『命にふさわしい』『夏を待っていました』『光、再考』『空洞空洞』『ぼくら対せかい』…などなど紹介したい曲はたくさんあります。
amazarashiに少しでも興味を持っていただけたなら、YouTubeにも今回紹介しきれなかった名曲たちがたくさん掲載されていますので、ぜひ聞いてみてください。
CDを聞くなら、まずはベストアルバム「メッセージボトル」を聞くのが無難でしょう。
1人でも多くのamazarashiファンが増えることを願っています。
好きになったらぜひ、Twitterなどで話しましょう!
>>>Twitter:@akirarockj
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