【レビュー】Fear,and Loathing in Las Vegas 5th Album「New Sunrise」はバランスのとれた素晴らしいアルバム

2017年10月25日に発売になったFear,and Loathing in Las Vegasの5th Album「New Sunrise」のレビュー。
バランスのとれた、とても聞き応えのあるアルバムでした。

 

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Fear,and Loathing in Las Vegas 5th Album「New Sunrise」

収録曲

  1. Return to Zero
  2. Before I Fail
  3. Power of Life and Death
  4. LLLD
  5. To Catch the Right Way
  6. Interlude
  7. SHINE
  8. Set Your Goal
  9. Accept Each Other’s Sense of Values
  10. Fight Against the Limit
  11. The Sun Also Rises

全11曲入りのフルアルバム。
6曲目『Interlude』はインストの曲なので歌詞入りの曲は全部で10曲になります。

各曲の感想です。

1.Return to Zero

Fear,and Loathing in Las Vegasといえば、ハードコア・エモ・スクリーモ・メタル・ダンスミュージックなど様々なジャンルの曲をごちゃ混ぜにしたカオスなメロディーにSoのオートチューンをかけたクリアボーカルと、Minamiのデスボイスの掛け合いが魅力のバンド。

今作はワーナーミュージック・ジャパンにレーベルを移籍してから初のアルバム。
その1曲目を飾るのが「Return to Zero」。原点回帰を意味するような、これぞFear,and Loathing in Las Vegasという曲。

レーベルを移籍してどのような方向に進むのか気になったが、自分たちの持ち味を最大限に発揮している曲だと思います。

Music Videoは2分ごろからSoとMinamiがパラパラを踊り出すところが見どころです。

2.Before I Fail

Before I Fail
Fear, and Loathing in Las Vegas
2017/10/25 ¥250

『Return to Zero』に続くノリのいいロックナンバー。
ちょっとシンセ少なめでハードロックに寄せていますね。

3.Power of Life and Death

Power of Life and Death
Fear, and Loathing in Las Vegas
2017/10/25 ¥250

歌が全てスクリーム。Soのクリーンボーカルなしっていうのは珍しい。
後半の畳み掛けがいいですね。

4.LLLD

ラップをしたり、Minamiがクリーンボーカルを披露したりしたりしている曲。
最初は普通の曲なんだけど中盤からスクリーモになったり、後半はピコピコしたダンスナンバーになる面白い曲。
曲調がコロコロ変わるのがラスベガスらしいなって思います。

曲タイトルの「LLLD」の意味は歌詞に出てくる、

Limited life and limited days (限りある人生、限りある日々)

ですかね?
この歌詞の頭文字をとって「LLLD」。他に意味があるのかもしれませんが。

5.To Catch the Right Way

To Catch the Right Way
Fear, and Loathing in Las Vegas
2017/10/25 ¥250

アルバム唯一のバラード曲。アルバム中盤の中休め、アクセントになっている曲。
美しいメロディーは聞いていてとても心地がいいです。南国の夕暮れ時の砂浜で聞きたい。

6.Interlude

Interlude
Fear, and Loathing in Las Vegas
2017/10/25 ¥250

シンセゴリゴリのインスト曲。ゲームミュージックのような曲です。
アルバムの前半が終わって再び後半盛り上げて行くよ、そんな感じのための曲かな。

インストだけど『Interlude』もすごくいい曲です。このメロディー、曲調がコロコロ変わるのめっちゃ好き。

7.SHINE

アルバム唯一のシングル曲。
ピコピコしてカオス。かなりポップな部類ですが、これもラスベガスらしい曲だと思います。

サビの縦ノリの感じはライブでとても盛り上がるのではないでしょうか。

8.Set Your Goal

Set Your Goal
Fear, and Loathing in Las Vegas
2017/10/25 ¥250

アルバムの中のノリがいい曲で最もポップで聞きやすい、わかりやすい曲。これ、みんな好きになるラスベガスの曲だ。
アルバム後半の顔となる曲ですね。

9.Accept Each Other’s Sense of Values

Accept Each Other’s Sense of Values
Fear, and Loathing in Las Vegas
2017/10/25 ¥250

1番はAメロ、Bメロの重厚感のある曲調からサビでは一転して明るくポップな曲調になる振り幅が面白い。
後半は重厚感のあるロックでとてもカッコいい曲でした。

10.Fight Against the Limit

Fight Against the Limit
Fear, and Loathing in Las Vegas
2017/10/25 ¥250

四つ打ちダンスビートの踊りだしたくなる曲。ライブで盛り上がりそう。
サビの爆発力がいいですね。

11.The Sun Also Rises

アルバム発売直前にMVが公開されたアルバムを締める曲。
『The Sun Also Rises』(=陽はまた昇る)というタイトルの通り、明るいSoのクリーンボーカル、ダークなMinamiのスクリームの対比が昼と夜を表現しているのかな。

サビは勝手に体が動き出すようなノリのいいメロディーが最高ですね。

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まとめ

全体的に感じたのは全体的にシンセの主張が控えめでバンドサウンドを押し出したロックナンバーが多いです。
ラスベガスがデビューした当時に言われていた「ピコリーモ」系の曲は少ないかもしれませんね。

それでも、Soのクリーンボーカル、Minamiのスクリームの掛け合いとか、ラスベガスらしいコロコロ曲調が変わって飽きさせないところとか、サビの美メロとか聞きどころ満載でした。

これまでのラスベガスらしさ滲ませながら、ロックバンドとして新しい顔を見せてくれたかなって思います。
アルバムトータルとしてはバラエティにあふれたとても聞き応えのあるいいアルバムだったと思います。

これからのラスベガスにも期待したいですね。

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