みんな、ライブ会場で踊ってる?
2010年代の邦楽ロックのキーワードの1つが「踊れるロック」。フェス人気に合わせてライブで盛り上がる曲、特に踊れる曲が人気だ。
そして「踊れる曲」演奏してますとバンド名から全力でアピールしているのが夜の本気ダンス。メジャーデビューして失敗だったんじゃないかと思っていたけど8月に発売になった新曲はすごかった。これからもっとくるぜ、夜ダン!
夜の本気ダンス『TAKE MY HAND』 Music Video
とりあえず聞いて欲しい。(ビクターのMusic Videoは曲の途中で切れるのでちょっとテンション下がるけど)体が勝手に動き出したくなると思う。
この頭をまっさらにして体を動かしたくなる曲こそザ・夜の本気ダンスって曲だと思う。サブカル女子の好きなところにきちんと標準を合わせてきている。もちろんフェス好き男子にもど真ん中だ。
個人的にはうねるベースラインが特に好み。いつも頭揺らしながら聞いている。
インディーの頃から培ってきた”踊れるロック”に回帰しつつも、メジャーデビュー後に獲得した技術の上乗せを感じることができて非常に満足のいく曲だった。
2016年にブレイク候補筆頭としてメジャーデビューをしたけど正直、鳴かず飛ばずで終わりそうだと思った。見事に復活してくれて嬉しい。
2017〜2018年こそブレイク!
インディーズの頃から人気のあるバンドだったが特に「WHERE?」という曲が素晴らしい。
夜の本気ダンス『WHERE?』 Music Video
フェスで夜の本気ダンスが出演していたら『WHERE?』 で踊るために観に行っていいレベル。最高に踊れる。
カウントダウンジャパン15/16の時に見たけど会場の熱気がすごかった。ちなみにこの時一番小さい会場で即入場規制かかってた。
『WHERE?』が収録されている「DANCE TIME」は捨て曲なしの超名盤だと思うのでぜひ聞いて欲しい。
こんな素晴らしい曲をひっさげてのメジャーデビュー。
メジャーデビューアルバム「DANCEABLE」はオリコン最高13位と良いスタートを切った。
「DANCEABLE」のリード曲『Crazy Dancer』も素晴らしい。夜ダンの持ち味「踊れるロック」を全面に押し出している。こんなんフロア盛り上がりまくりだ。
夜の本気ダンス『Crazy Dancer』 Music Video
上々のメジャーデビューを果たした夜ダンの風向きがちょっと変わったのはアルバム後にリリースした2枚のシングル『Without You』と『SHINY』。
夜の本気ダンス『Without You』 Music Video
なんか急激に歌謡曲になる。ちょっとこれは夜ダンじゃなくね?ってなった。
夜の本気ダンス『SHINY』 Music Video
ポップスウェーイ!!
ナンジャコリャ、コレチガウ。
『SHINY』に関して言えばアニメ「境界のRINNE」のオープニングだったから仕方ないのかもしれないけど、この曲を夜ダンがやる意味は?と思ってしまう。
これまでの夜ダンの良さが薄れてバンド有象無象に紛れてしまったなぁという印象を持った。やっぱりメジャーデビューしたからこういう大衆向けの曲調になっちゃうのかなぁと最初に聞いた時は残念に思った。
夜ダンへの期待感が薄れた中でリリースされたのが今回の『TAKE MY HAND』だった。
これぞ夜ダンはやっぱりこの路線がいいなって改めて実感した。これからもこの路線を貫いて欲しい。
ただ、ここまで書いておいていうのもなんだけど、『Without You』と『SHINY』もライブで聞いたらきっと盛り上がると思います。
ライブで聞くのとCDとかの音源で聞くのとでは印象が全然違うことってよくあるから。
夜ダンはライブバンド。冬のツアーを経て、2018年には大ブレイクしてもらいたい。
single『TAKE MY HAND』
CD
- TAKE MY HAND
- This is pop (new mix)
- HONKI DANCE TIME (Japanese Style ~ fuckin’ so tired ~ Only Nineteen ~ B!tch ~ You gotta move ~ Logical heart)