米津玄師が4th Album「BOOTLEG」の8曲目に収録されている『春雷(しゅんらい)』のMusic Videoを公開した。
独特のメロディーと爽やかなサビがクセになる名曲だ。
米津玄師『春雷』 Music Video
タイトルの『春雷』は”しゅんらい”と読む。春雷は文字の通り”春に鳴る雷”のことだそうだ。
春の雷、『春雷』はしばしば季節の変わり目に鳴ることから春の訪れを告げるという意味合いもあるらしい。
Aメロ、Bメロの不穏なメロディーからサビの爽やかでポップなメロディーへのつなぎは何度聞いてもすごいなって唸ってしまう。
春雷の意味を考えながら聞くと、サビ前までは冬から春への不安定な時期でサビで春を迎えているというイメージ。
歌詞は恋の歌となっている。雷に打たれるような激しい恋だ。お互いが好き合う恋ではなく、一方通行の激しい恋焦がれる歌詞になっている。
これも春の淡さ、そこに鳴る激しい雷というイメージがより歌詞に深みを与えていると思う。
タイトルの『春雷』をメロディーでも歌詞でも表現している、素晴らしい1曲だと思う。
米津玄師というアーティストは作曲者としても、作詞家としても、そして表現者としてもレベルが高いすごい人物だと感じることができる。
『春雷』の収録されている名盤「BOOTLEG」、ぜひ聞いていただければと思う。