邦楽ロック案内人のアキラ(@akirarockj)です。
KOTORIが2018年12月5日にリリースした2nd Mini Album 「CLEAR」のリード曲で4曲目に収録されている『オリオン』が素晴らしい曲でした。
冒頭部分にはフジファブリックへのリスペクトと思われる歌詞の引用がされていて往年の邦楽ロックファンも「おっ!」となる曲だと思います。
今回の記事ではKOTORI『オリオン』の感想やリスナーの口コミ・評価についてまとめます。
KOTORI『オリオン』Music Video
KOTORIと言えば『トーキョーナイトダイブ』の記事でも書いたように王道の邦楽ロックを演奏するバンドだと思います。
今の邦楽ロックの王道はミスチル、バンプが作ったポップとロックの中間くらいの音楽を指します。
日本人はやっぱり歌謡曲が好きな民族なので分かりやすいサビ、聞きやすいメロディーが伴ったロックが邦楽ロックの王道と言えるでしょう。
KOTORIの『オリオン』は季節感を感じる聞きやすいメロディーとサビの盛り上がりが印象的な曲です。
これだけでも十分売れ線な曲ですが、序盤の歌詞でフジファブリックの名曲を想起させるような歌詞が使われていてさらに胸に引っかかる曲となっています。
冒頭部分に使われているフジファブリックの曲はこれです。
フジファブリック『若者のすべて』Music Video
冒頭の印象的な歌詞がそのまま使われています。
真夏のピークというワードはなかなか出てきませんよね。
フジファブリックの代表曲です。
フジファブリック『赤黄色の金木犀』Music Video
『若者のすべて』の歌詞に続いて出てくるのが『赤黄色の金木犀』。
『金木犀の匂い』というワードで真っ先に思い浮かぶのがフジファブリックです。
この時点で、KOTORIは今回、意図的にフジファブリックの歌詞を取り入れてきたんだと確信しました。
そして、フジファブリックを意識しながら聞くとだんだん『オリオン』がフジファブリックっぽく聞こえてくるんですよね。
ちょっとダルそうな横山のボーカル、フワフワ漂うような浮遊感のあるメロディーはまさにフジファブリック。
今回のKOTORIの『オリオン』は2010年代のフジファブリックといっても過言ではないような曲です。
2000年代の邦楽ロックにどっぷり浸かっていた人なら確実に興味がそそられる曲なのではないでしょうか。
ネットの反応
- 歌詞からフジファブリックへのリスペクト感じる
- 随所にフジファブリックを感じてとても心地よいです。
- 本当にかっこいいしフジファブリックへの愛が歌詞で分かる〜!最高だ
- 冬の歌なのに暖かくて不思議
- メロディー素敵すぎます泣きました…
- KOTORIっぽくない曲をKOTORIっぽい感じでアレンジした。みたいな。
- 歌詞とかメロディがめっちゃ凝ってるわけじゃないのになんか雰囲気とか声が懐かしく新しい感じがするんだよな〜
- 絶対武道館やるバンドなんです。本当なんです。
やっぱりフジファブリックっぽさ、フジファブリックへのリスペクトを感じている人がいますね。
逆に、フジファブリックを知らない世代にとってみるといつものKOTORIとはちょっと違う曲、どこか懐かしい曲(2000年代っぽいってことかな?)に感じるのかと思いました。
2000年代の邦楽ロックとKOTORIの融合はやばいですね。
ますます売れそうな匂いしかしなくなってきました。
2019年、要注目のバンドです。
KOTORI 2nd Mini Album 「CLEAR」
- さよなら
- 1995
- EVERGREEN
- オリオン
- RED
- life.
今回紹介しました『オリオン』は2nd Mini Album 「CLEAR」の4曲目に収録されています。
2019年のKOTORIの飛躍に期待です。