邦楽ロック案内人のアキラ(@akirarockj)です。
2000年代を代表するバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATION。
デビュー以来コンスタントに活動し音源が続々と増えています。
活動歴の長いバンドの弊害ですが、音源が多すぎてどの曲から聞けばいいのか分からなくなりますよね。ベストアルバムもリリースしていますが、ベストだけでも曲数が多く、また年代もバラバラでどこから聞き始めればいいのかわかりにくいです。
そこで、この記事ではこれからアジカンを聞いてみたいと思っている初心者の方にオススメの10曲を選曲しました。
きっと好きな曲があると思います。ぜひチェックしてみてください。
それでは、アジカン初心者にオススメの10曲、いってみましょう!
未来の破片(2003年)
アジカンのメジャーデビュー曲。
初期の頃はディストーションを効かせたギターロック曲が多いです。アジカンの代名詞とも言えるポップロックとはまたちょっと違った感じですね。
この頃のエモい曲が好きというオールドファンも多いですね。
1stアルバム「君繋ファイブエム」、ベストアルバム「BEST HIT AKG」に収録されています。
アジカンのコンピレーションアルバム『AKG TRIBUTE』で04 Limited Sazabys(フォーリミテッドサザビーズ)がカバーした『未来の破片』も良かったです。こっちも聞いてみて欲しいですね。
君という花(2003年)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONというバンドが売れる足がかりとなった名曲。
KANA-BOONをはじめとする2010年代に活躍するバンドに大きな影響を与えた曲です。
2000年前半は例えばBUMP OF CHICKENの『天体観測』などエイトビートのロックが主流の時代に当時としては珍しい四つ打ちビートのロックの曲です。
今となっては当たり前で普通に感じるかもしれませんが、当時は衝撃的な曲だったんですよ。
文学性のある歌詞、四つ打ちビートのロックと邦楽ロックの新時代を切り開いた名曲です。
1stアルバム「君繋ファイブエム」、ベストアルバム「BEST HIT AKG」に収録されています。
リライト(2004年)
アニメ「鋼の錬金術師」のオープニングテーマに起用されアジカン史上最大のヒット曲になりました。
アジカンの『リライト』だけは知っているという人も多いのではないでしょうか。
疾走感のあるメロデイー、サビのエモーショナルなシャウトが印象的な曲です。カッコいいですよね。
2nd Album「ソルファ」、ベストアルバム「BEST HIT AKG」に収録されています。
ループ&ループ(2004年)
後にアジカンの代名詞ともなるパワーポップの曲。
とても聞きやすいメロディー、わかりやすいサビで万人ウケする曲だと思います。
2nd Album「ソルファ」、ベストアルバム「BEST HIT AKG」に収録されています。
君の街まで(2004年)
こちらもアジカン初期のポップロック。
『ループ&ループ』『リライト』『君の街まで』がわずか4ヶ月の間にリリースされ、そして『君の街まで』リリースの翌月には2000年代を象徴する名盤『ソルファ』がリリースとアジカンがノリにノってた時期の曲になります。
やっぱり、アジカン最初の黄金時代だと思うのでこのシングル3曲と『ソルファ』のチェックはマストですね。
2nd Album「ソルファ」、ベストアルバム「BEST HIT AKG」に収録されています。
未だ見ぬ明日に(2008年)
未だ見ぬ明日に
ASIAN KUNG-FU GENERATION
2008/06/11 ¥250
アジカンのポップロックの名曲。
疾走感のあるロック、エモーショナルなサビ、聞きやすいポップ感という絶妙のバランスを保つ曲です。
このバランス感覚がアジカン。
ぜひ堪能していただきたい曲です。
ミニアルバム「未だ見ぬ明日に」に収録されています。
ムスタング(2008年)
ゴッチが浅野いにお氏の大ヒットコミック「ソラニン」にインスパイアされて作った曲。
叙情的な歌詞とメロディーが胸にしみます。ノリのいい曲だけじゃなくてこういう曲もアジカンは出来るです。
激しい曲ではないけど、エモい曲ですよね。
ミニアルバム「未だ見ぬ明日に」、ベストアルバム「BEST HIT AKG」に収録されています。
ソラニン(2010年)
「ソラニン」の実写映画の際に、作中に出てくる楽曲「ソラニン」を音源化したもの。
詞は作中に出てきたものにアレンジを加え、ゴッチが曲をつけて完成しました。そのため、作詞クレジットは浅野いにお氏となり、初めてアジカンメンバー以外が作詞した曲になっています。
鬱屈した現実を吹き飛ばすようなサビの爆発力が素晴らしい曲。
アジカン以外のメンバーが関わっていますがとてもいい曲です。
6thアルバム「マジックディスク」、ベストアルバム「BEST HIT AKG」に収録されています。
スタンダード(2014年)
2010年代に突入し、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのロックをさらに突き詰めている時期にリリースされた名曲。
ポップでありながら無骨なロックでもある独特のバランスの曲。このバランス感がアジカンです。
サビのシャウトもエモーショナルで気持ちが高揚しますね。
「NANO-MUGEN COMPILATION 2014」、8thアルバム「Wonder Future」、ベストアルバム「BEST HIT AKG 2」に収録されています。
荒野を歩け(2017年)
アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』の主題歌。
爽やかなアジカン流ポップロックですね。
初期の頃のエモさを残しつつもポップロックで聞きやすい曲に昇華させるのはアジカンならではです。
9thアルバム「ホームタウン」に収録されています。
番外編 アルバム『ワールドワールドワールド』(2008年)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの4thアルバムでアジカン流パワーポップの原型が出来上がったアルバムで非常に完成度が高いです。
個人的には2000年代のアルバムでトップ3に入る作品だと思っています。
この作品はアルバムで通して聞いてもらいたいですね。
アジカンのパワーポップ作品を聞いてみたいならアルバム『ワールドワールドワールド』を推薦します。
シングル曲は以下の3曲が収録されています。
或る街の群青
転がる岩、君に朝が降る
アフターダーク
まとめ
これからASIAN KUNG-FU GENERATIONを聞いてみたいという方に向けて、聞きやすく、アジカンにハマることができる10曲を紹介しました。
やはり、ポップな作品が聞きやすと思いますので、アルバムなら『ソルファ』『ワールドワールドワールド』あたりを聞いてみると「アジカンっていいじゃん!!」と思ってもらえるのではないかなと思います。
アルバムによって雰囲気が全く異なる面白いバンドなのでアジカンの曲が気に入ったら他にも色々聞いてみてください。
2010年代のバンドに大きな影響を与えた2000年代を代表するロックバンドです。
邦楽ロック好きなら絶対にチェックしてくださいね!