2017年9月20日にリリースされたHalo at 四畳半の3rdミニアルバム「Animaplot」のレビュー。
勝負の3枚目になるのではないかと思い、期待と不安がありましたがとても素晴らしいアルバムで、Halo at 四畳半をこれからも聞いていきたいと思うできだった。
Halo at 四畳半 3rdミニアルバム「Animaplot」
- クレイマンズ・ロア
- ステラ・ノヴァ
- ユーフォリア
- 劇場都市
- 発明家として
- トロイカの箱
- 点描者たち
全7曲入りのミニアルバム。アルバムタイトルの「Animaplot」はAnima=生命とplot=構想を合わせた造語。
スペシャの紹介によれば、
過ちも正しさも、喜びも悲しみも、怒りも愛情もひとつずつを点として刻み、人生最期の瞬間に描き上がる生命の構想図(=Animaplot)を表した作品。
参考サイト:Halo at 四畳半、3rdミニアルバム「Animaplot」リリース!
7曲ということでフルアルバムより曲数は少ないものの、1曲1曲に個性があってとても聞き応えのアルバムだった。
各曲についてそれぞれ感想をまとめておく。
1.クレイマンズ・ロア
ノリのいい激しいロックナンバー。A,Bメロとサビの緩急が絶妙。2010年代のバンドらしい音がなっている。
アルバムの1曲目としてリスナーの心を鷲掴みにしてくる。
店頭の視聴などで聞いたらすぐにHalo at 四畳半というバンドが気になってしまうような曲だ。
2.ステラ・ノヴァ
今のところ今回のアルバムで一番好きな曲。エイトビートのノリのいい爽やかなメロディーと軽やかな渡井の歌声がベストマッチ。
この曲は2000年代の邦楽ロックっぽい。00年代の方が親しみのある人はきっと気にいるだろう。
ライブで演奏されたら絶対に盛り上がる、Halo at 四畳半の新たなキラーチューンになる曲だろう。
3.ユーフォリア
1,2曲目のロックナンバーのあとを受け止める聞かせるロックナンバー。
メジャーで活躍してそうなバンドがドラマ主題歌として書き下ろしてそうな曲。もうインディーズレベルではない。
サビは聞き応え抜群だ。特に最後の大サビの盛り上げ方は素晴らしい。
4.劇場都市
3曲目「ユーフォリア」から一転してまたもや激しいロックナンバー。
冒頭から最後まで一気に駆け抜ける。このアルバムの中では一番激しい曲だと思う。
間奏のメロディーがBUMP OF CHICKENの「ラフ・メイカー」っぽいのが個人的にはツボ。
デレテテデレテ〜ってところね。やっぱりバンプ大好きなんだろうなって感じた。
5.発明家として
ここからはスローダウンして”聞かせる”曲が続く。ライブでも中盤に差し掛かってだんだんバラードに移行するようなそんな感じだ。
ノリのいい激しいロックから「発明家として」のようなじっくりと”聞かせる”曲まで幅広い曲をこなせるバンドだと改めて実感した。
6.トロイカの箱
アコースティック編成のカントリー調の曲。とても楽しげなメロディーで心が踊り出しそうになる。
7.点描者たち
ラストを締めくくる壮大なナンバー。じっくりと歌詞を読みながら聞きたいメッセージ性の強い曲。
総評
7曲とは思えないボリュームだった。ロック好きの心に刺さるノリのいい激しいロックナンバーもあり、しっかりと聞かせる曲もあり、ちょっと遊び心の見える曲もあり、歌詞のメッセージ性が強い曲ありとバリエーションに富んだ素晴らしいミニアルバムだった。
今後は難しいだろうけど、これぞ”Halo at 四畳半”と言われるような曲を作ってさらに大きなバンドになってもらいたいと思った。
彼らならきっとできる。そういう確信的なもを感じるアルバムだった。
「Animaplot」、オススメです。ぜひ聞いてみて欲しい。
Spotifyで全曲無料でしかもフルで聴けるのでまずはこちらで視聴してみて。
Spotify:Halo at 四畳半「Animaplot」
https://open.spotify.com/album/30aF2FRPjeztu7sCG5FyoG